2014-01-01から1年間の記事一覧
タバスコ余らせてんじゃねえよ 最悪のアニメレビューによる最悪のアニメベストええーっと20いくつかくらいのランキングネタです。年も終わるしベッタベタな企画で締めてしまいましょう。とかいって、今年のアニメでなく今年僕が観たアニメも含まれます。全…
若手作家やベテランのプロモ的な意味で各所で短編アニメーションの制作・発表・コンペティションが存在してる。ざっくり見た中で最近目にしたのはたとえば全国のイオンシネマのCMにて公開されるアニメーションという形で公募を行っている若手アニメーション…
少々が時期がはずれておりますが、「まどか☆マギカ」は近年では特筆される評価を得ていた作品でした。そこは「監督、脚本、音楽すべてのバランスが取れた」といった評価が最も簡単なところだと思われますが、意外にあれは類型的なアニメのフォームに乗っ取っ…
リミテッドアニメーション…これほど解釈が混線しているものはないだろう。 日本のそれはTVアニメはじめ、限られた製作費で毎週公開するため、ストーリーとキャラクターがわかればよいために作画枚数を抑え、バンクを多用したり、一枚絵を使いまわすというい…
2014年秋のモード終了!ということでベスト5です。今季の気にかかった作品と、それらはどう優れていたかの書き捨てです。
第10位 SHIROBAKO さあ今シーズン第10位は「SHIROBAKO」!製作PAワークスの新作で、やっぱシーズンを通してトレンドに合わせた上で、一目でここのデザインだとわかるスタジオのブランドを確立している京アニやらシャフトやトリガーに加えて、何…
トリニティセブン 制作:セブン・アークス・ピクチャーズ 視聴3分・1分・6分 もうラノベトレンドのデザインはうんざりだ!くたばれ!紋切り型というのはあらゆる表現の中に潜み、紋切り型を使えば作品の完成度というものを高速でそれなりに上げることが出…
// 山賊の娘ローニャ 制作:ポリゴンピクチュアズ 監督:宮崎吾郎 また一つ現れました。瞬間的に熱しすぐさま忘れられるために生まれ、次なる瞬間に繋がる礎です。宮崎五朗作品。その作家性の全ては父・宮崎駿との関係性そのものに集約されていると見ていいと…
psycho-pass2 制作タツノコプロ 視聴はした また一つ現れましたが、これは今日までに培われた礎を掬っているものです。 初代は総監督に本広克行、脚本構成に虚淵玄、キャラデザに天野明などなどネームバリュー高めの(ぼくには低めの)方々を前面に出し、2期…
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 制作・サンライズ 視聴5分・4分・3分に飛ばしつつ また一つ現(めんどくさくなったのでカット) 凄い作品ですよこれは・・・
寄生獣 セイの格率 制作マッドハウス 視聴フル また一つ現れました。瞬間的に熱しそして忘れ去られるために積み上げられ次の瞬間に繋げる礎です。 岩明均の代表作のアニメ化。原作の連載終了から10年以上のタイムラグがある場合、その間に社会環境からデザイ…
異能バトルは日常系の中で 製作:トリガー 視聴11分 また一つ来ました。瞬間に熱しそして忘れ去られるため積み上げられ次の瞬間へ繋がれる礎です。 「キルラキル」のトリガー製作らしく、カット内での優れたオーソドックスで丁寧なアニメートが見ものです。…
甘城ブリリアントパーク 制作:京都アニメーション 視聴フル また一つ来ました。瞬間に熱しそして忘れ去られるために積み上げられ次の瞬間に繋がれる礎です。 「ハルヒ」ー「けいおん」によってアニメートと映像技術が極に達した京都アニメーションの自社企…
炎ノ刻印-DIVINE FLAME- アーティスト: JAM Project 出版社/メーカー: ランティス 発売日: 2014/10/22 メディア: CD この商品を含むブログ (2件) を見る 牙狼 炎の刻印 制作:MAPPA&東北新社 視聴15分 また一つ来ました。瞬間に熱しそして忘れ去られるた…
神撃のバハムート GENESIS 視聴フル 制作:MAPPA 監督さとうけいいち
Gのレコンギスタ 2話フル 制作:サンライズ っつうことで2014年秋のモードスタートです。一発目は話題作である本作から。
いまでは当たり前に日本製アニメーションはその独自スタイルを「ANIME」というジャンル枠によって海外にも展開されているが、かつてはそうではなかった。日本でもはディズニーに負けないような強度の日本の長編アニメを作り上げ、世界に展開しようと切り開く…
「残響のテロル」はくそ真面目に最後まで観てて「あれはなんだったんだ・・・」と途方に暮れました。厳密には4話くらいからずっと途方に暮れ続けていましたよ。「脚本がひどい」「登場人物の誰の人間性も見えない」と構成云々を言ってしまえば簡単ですが、…
こんな嫌がらせの書き散らしを始めた一環でアニメの批評関連を目にするとなにやら一見人文・思想系の文体で綿密な批評っぽく見えるがその実トホホなかんじを覚えるようなものが多い。それらは極端であるにしても、たいていの批評やらのほとんどが作品をテキ…
WOWOWでやってた吉浦康裕作品2題書き捨て
クラシックアニメーション書き散らし第2回 エミール・レイノーによって実はアニメは映画の発明とは別のところで、映画よりも早くアニメを興行にしてみせていた。だけど、発明当時のアニメ上映機器は取扱いが難しかったり壊れやすいという問題があって普及せ…
人を呼び込み金を取るのならば、まず必要なのは芸術だとかではなく普通の生活の中では観ることも触れることも出来ない新奇であり、爽快なアクションや凄絶な暴力であり、淫靡なエロスで引きつけることだ。その要素を強調するエクスプロイテーション(搾取)…
ここのところの日テレでエヴァンゲリオン97年劇場版と、2007年以降の新劇場版がやってますね。 今更なんですが、97年から10年スパン開いて、その間にアナログ制作からデジタル製作へとアニメ制作パラダイムは変貌。ジャンルアニメ自体の構造はそん…
日本のアニメならではの特異な現象として、アニメーション監督が平然の実写映画に進出するのが多いことがある。いや、海外でも少なくはない現象ではあるのだが、日本の監督の場合、アニメの進歩の目的での実写や「現実を捉えるもの」としての実写などなど、…
思い出のマーニー 制作:スタジオジブリ 監督:米林宏昌 視聴スタッフロールの最後まで 日本最大のエスタブリッシュト・スタジオジブリ作品。宮崎駿引退後ということででいよいよ制作の方針が大きく変わるようで、「マーニー」は長編最後の作品と言われてい…
19世紀の終わりに初めて、映写機などで動画がスクリーンに投影される”映像”というあらたな発明が為される。生まれた当時のそれは今みたいにメディアだとかコンテンツだとかアートだとかいうそれじゃない。新しい発明品を使った新奇な見世物だ。 映画の始祖…
ファッションとアニメネタ。なにかとファンレベルでは荒れやすい話題のようですが、 ここのところのデザインネタを書き散らしながら思うことは一見離れ小島であり交わることのないだろう二つのジャンル、意外にファッションとアニメネタが奇妙に近寄っている…
キャラクターデザインの傾向と、それらが影響し合うことで生まれる流行り廃りのトレンドは、いかにして出来上がるのでしょうか?それを見取るひとつの叩き台になりそうなのは、あのラブライブのキャラクターデザインの変化の過程です。 ラブライブの初期から…
FLAG 制作:アンサースタジオ 監督:高橋良輔 一話フル バンダイチャンネルにて すでに手持ちカメラ越しのような画面が、現場の生々しい感覚を表現する方法の一つとされてます。実写でもアニメでもいつ始まったのかはわかりませんが、少なくともアニメの方面で…
「企業のアニメでは(深い)人間描写やいじめの問題が表現できない。これからは自主制作しかない」 「管理社会で欲望を表現することが疎んじられて、苦しんでいる人がたくさんいる。だまされたり、暴力的に虐げられたりしている。映画作りは内面の解放でもあ…