アホガール 視聴7分
ぼく個人は男女の性差や美醜の差から作品や発言に差をつけないようにすることに気を付けていますが、しかしそれでも「美醜が関係してこの表現が許されているな」と感じることはあります。そう、男女のアイドルや美形の俳優のやる寒いお笑い。アイドルだからこそゲタを履かせてもらっている。かわいいからこそ許されている。
しかしですね、現実のアイドルは本業別にあるからいいですけど(いいわけない)アニメの場合そうではないですからね。エヴァとかが公式でパロディ4コマみたいのをやるとかじゃなくて、オリジナルですからね。「お笑いが本業です」ってことですからね。 さあ「アホガール」のお笑いのネタをみてみましょう。無への旅路です。
現実のお笑いはテレビで見る範囲でも松本人志をトップにするようなレベルでも、ものすごくネタやキャラの作りこみにたいして極めて厳しい目線を浴びせています。新人がネタを披露し、それが滑ったときの冷徹までの沈黙も平然とTVでネタにされたりしています。さて、そんな切ったはったの現実のお笑いを考えて「アホガール」のネタはどうでしょうか?キャラはどうでしょうか?
「バナナは夜食に入りません」
「いつも0点をとっちゃいますー」
…いかがでしょうか?ぼくは8.6秒バズーカだとかギター侍でも少々おもしろいと思うやさしいところはあるのですが、萌えというものに甘えた無を覚えました。萌えを抜いてみなさい。誰になるでしょうか?コント出てる時のウエンツくらい?
…いやまてよ…ピンとこねえな…毒にも薬にもないバカ…しかしそれはそれで需要はあるってことでしょ?お笑いでネタが強い奴がしっかりテレビでも売れるみたいな幻想をもってるってことは作画や志がよければ最高みたいな話じゃないすか…ネタが強い幻想は深夜アニメに例えれば作画アニメ最高、京アニやシャフトが最高つってるようなもんじゃないですか…でも単純に脚本やキャラクターがつまんないならみんな厳しくチャラにするじゃないすか…島田紳助だったか「漫才やってくのは割りにあわん」みたいなこと言ってるわけじゃないですか…だからバラエティ中心にしてるでしょ…
そうするとどう考えても毒にも薬にもならぬ路線の方が実りがいいでしょ?アホガールはそうか…あれだ…いまのお笑いに例えるとあれだ。
みやぞんです。
観たアニメは忘れましょう。培ったモードも技術も無意味なので捨てましょう。次回お会いしましょう。
この話の続きは!?ギャグ漫画の長い死
…21世紀に入ってからのギャグマンガの長い死という事実に向き合わねばならないのではないかなと思います。この辺の続きはnoteにて。価格は200円でよろしくお願いします。