マルイの新CMがシリーズのアニメというアプローチをとっているのはどういうことでしょうか?しかも、シシヤマザキのルミネCMとかティルビー&フォーブスのサントリーの水のCMみたいなアートアニメーション作家によるコマーシャル仕事ではなく、マジの深夜アニメフォーマットで。なぜ今回のような形になったのかを見通すと、未来のマルイのCMにはガンダムを出演させる方法があるかもしれません。
https://youtu.be/z_9rwCp59iA?list=PLerR2C8RwrItZ6EqKYkivnwko2FOTIBQT
デザイン的には「ラブライブ」っぽく、題材的には「SHIROBAKO」っぽい。「ラブライブ」が一昨年の紅白にまでたどり着いた影響は大きかったということなのか。
「ラブライブ」はありがちな日常萌えアニメフォーマットに見せかけながら、周到に「プリキュア」などの子供アニメから少女マンガに至るまでの客層を取り込むデザインを目指したのではないかと想像してます。実際に電撃G'sマガジンを購読してる層だけではなく、最盛期からはそんなデザインの試みも功を奏したのあ女性層もファンになってたようです。
あとはなんだかんだで「SHIROBAKO」くらい、近年では成人女性が現場で仕事してる姿というのをアニメーションでうまく描き出したケースがなかったので、その辺もコンセプトに影響ありそうなかんじですよ。表向きは男性向けの萌えアニメベースだけど、やってることはその層のみには向けてなかったということかも。
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ということはガンダムをマルイのCMにぶち込むには、いまでさえけっこうな割合で女性層におもねった作りではあるんですけど、もっと現実的な女性主人公であるとか生活感であるとかを含めたデザインや描写を進めた作品を出して(ヒットする)と、いずれマルイCMに登場することがあるという仮説が生まれるのではないでしょうか。
ここ10年の大河ドラマかて篤姫やら江やら直虎ですもん、ガンタム主人公がガチガチの女性主人公で、しかも別に戦争を舞台にしない「パトレイバー」みたいな宇宙世紀を舞台にするとかしていくのもありで、それやってるうちにファッションの王道たるマルイのCMが宇宙世紀になるとかありえますよ。
というか思ったよりもマルイCMがニュータイプと化すのは遠くもないかもわかんないですよ。モデルでばりばりにアニメファンとかなんとかな山本美月や市川紗椰あたりの影響はあんのかもわかりません。
アニメとは遠かったはずのマルイがこうしてアニメCMに振り切った理由をてきとうに考えてみるに、いろんな芸能人もオタクを公言したりするくらいのオタク人気に乗っかっているというよりも、どちらかというとアニメを製作してる側が実のところかなり女性層とか現実的なファッションとかを意識してきた結果もあるのかもしれません。水面下ではけっこう動いてるってことでしょうか。
そんなに向こうに寄ったそれはガンダムじゃないって?ガンダムAGEを通過しながらなおも存在しないガンダムらしさの重力に囚われているのか?観たアニメは忘れましょう。そして培った技術もモードも投げ捨てて、夏にお会いしましょう。
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