17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

男性アイドルに卒業イベントはないから、存在に安定感でるのはアニメもなのか『うたの☆プリンスさまっ♪ 』

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視聴けっこう

 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 ニコニコでみてたらいきなり『全盛期は過ぎたからね…』としみじみしたコメントが流れてきて戸惑いました。そうかうたプリも書き散らそうとか思いながら完全に放置しまくってたな…ラブライブとの比較もどっかであったしそこでやってればな…あと、特徴あるスタジオでufotableのことも書くとかどこかでいいながら結局やってないしな…

 

 全く見てないというわけではなくて、各シーズンでちょっとずつ見てたのですが、毎回感じるのは不思議な安定感です。それはキャラデザインから演出、構成、ライブシーンのアニメートに至るまでの出来だけで感じてるものではありません。なんでしょうね?この感覚。

 

 もしかしたら、現実も含めてアイドルネタが持ってる刹那性が女性アイドルと男性アイドルとで違う、って話かもしれません。アイドルってそりゃ売れなきゃシーンからきえてしまってもどうしようもないんですけど、売れても刹那的なんですよ。そう、女性アイドルのばあい、大きく売れることはあってもどっかで卒業とかやったり、もしくはアーティスト宣言をしたりして区切っちゃう。刹那的。対して男性アイドルの場合はそのあたりの区切りはなく、芸能を重ねるなかで安定感にかわってくという差はあると思います。

 

 いまはそんなでもなく、女性アイドルでも卒業とかなしに長くやってるケースも見受けられます。でも、やっぱり男性アイドルと女性アイドルの差に売れ方が刹那性に寄ったものか、経験や評価を重ねたゆえかの差はあります。

 

 さて、『うたプリ』なんですけども、今回ニコニコのコメントねたとか込みで書いちゃって申し訳ないんですが、コメントでのイジリようと実際作ってる側もある程度(乙女ゲー特有の奇怪な耽溺ぶりの)イジられぶりも承知のうえでやってるあたりのコール&レスポンスの安定感ってすごいですから。なんかTOKIO鉄腕DASHのイジりみたいな安定と言いますか。違うか。

 

 『ラブライブ!』もあれだけ安定感ある道のりに見えたのに、2期からドームでの卒業ライブと一気に刹那的なところで爆発させましたからね。ラブライブのデザインの、トレンドを研究しながらも、完成度はそんな高くない出来と『うたプリ』の完成度の具合はだいたい同じくらいなんです。にもかかわらず、ラブライブは現実の売れたアイドルのように、卒業するという人気を頂点に達したときの刹那性を売りにして、うたプリは現実のジャニーズの嵐やTOKIOのように安定感を得ています。

 

 思ってる以上にアイドルアニメネタの消費のされ方は、現実の男性・女性アイドルの消費のされ方をなぞっているのだと思っています。ここにアイドル化が著しい男性・女性声優のキャリアの積み方と関係があるのかは声優専門のマニアのかたに研究をお願いするとして、個人的には「現実のアイドルとアイドルアニメは違う」ということは、意外にない。思った以上に地続きである。と考えたのでした。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

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マジLOVEレジェンドスター

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