17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

春のモードは憂鬱

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 あっ、春のモードの時期になりましたね…

 

 それにしても評論とか批評とかいうのはすこし恥ずかしいとこある…とくにアニメに関してのほとんどの書き物はそうだ。書き散らし、書き捨てとかいったほうがいいよ。アニメ批評とか評論に関しては深夜UHFアニメ系統だけ書いてるのはだいたい恥ずい。だから皮肉で切り取ったやつの方がおちつく。クソラノベアニメいじりみたいなやつ。

 

 ネットの書き散らしのひとびとだけでなく、おおよそ評論家と名のついているケースでさえ時には恥ずい。くそまじめにいえばアートアニメーションやら正直、アヌシーザグレブ・オタワ・ヒロシマを追いながら上手く海外ディズニーまでフォローしたうえで評論やってるやつというのはいるのか?映画評論やってるやつというのは書き散らしレベルでもそういうのはかなりいるけど。

 

 単純にアニメ関連の書き物でネタやいじりは強くとも正道が腰砕けなのはそういうことでは?どうなの?(ほんとはけっこうそういう人はいるんだと思う。ぼくが探していないだけでおそらく誰かが書いてる。しってても発言しないひともいるんだろう)「艦これくしょんのアニメの出来がどうの~」で盛り上がってるのくそだとしか思えないわけですよ。アニメになんらかの権威づけを無理くりつけたくて哲学や社会学に繋げようとする類*1水江未来のアニメはどう観るのかな?デヴィット・オライリー*2はどう観るのかな?

 

 

 まあいい。春のモードは以下の作品だけピックアップしていきます。敬語嫌がらせ風味に戻ってまいりました。さあ脚本もキャラクターも捨て、商業ならではの合議制と打算を掻い潜り10分間だけに込められたデザインのなかから、わずかに培われる技術と前進を見て見ます…

 

 

パンチライン

 

 とほほエロ系に見せかけて、おそらく「ローリングガールズ」「京騒戯画」、場合によっちゃ「ME!ME!ME!」系のスタイルに見えます。

 

teenssexandwarmode.hatenablog.com

 

 ええーっとこの時に言及した、日本の商業アニメデザインのネクストステージの可能性をもちながら未だに決着がついていないデザインですね。

 

 残響のテロルや神撃を作ったMAPPA制作。テクニカルなスタジオです。

 

終わりのセラフ

 

 「ローリングガールズ」のWIT SUTDIO。単純にこの辺はもう可愛いキャラを描きたいとかいう欲よりも、案外シンプルにいかにいいデザインと作画、表現やるかみたいな欲求のほうが大きい気がしてます。

 

ユーフォニアム

 

 日常情景&スタジオジブリばりのどこかシネコンでかかる大衆的なライン&そして女の子と男の子とすげえ苦しいデザインの戦いをやってるかのような京アニ作品。

 

 

 とつぜんめんどくなったのでこのへんにします。ってか、いきなり期待かかってるのパンチラアニメて…友達を無くしそうだ。観たアニメはわすれましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

 

 

 

*1:アニメに限らず、文学だろうと映画だろうと音楽だろうと、作品内に意識的に明示されてるか作者のインタビューなどでそうした方向性に裏が取れてるものでない限り、ああいう切り口はほとんどが悪手だ

*2:近日中にこの作家の書き散らしは出るでしょう