マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 視聴15分
商業アニメでキャラクターやシナリオよりも、演出に特化したり、凝ったアニメートを見せたりすると、一部で観ているひとは嫌がったりしますよね。「作っている人のオナニーだ」なんて言ったりして。
こうした批判って、いくつか思うところがあります。観る人側からすれば、キャラクターやシナリオに凝った演出やアニメートが生かされておらず、観づらく感じたことをそう言ったりするわけですし、作る側からは観やすさとは違う方向から、脚本以上に絵作りによって伝えたいからというのがあるわけです。
たいていはクリエイティブと受け手はすれ違うのですが、ごくまれにマッチングすることがあります。それが『まどマギ』だったのではないでしょうか。
さて『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』は、すごく観やすく作られています。それが凝った演出やアニメートが特徴だった前作と比べ、ゆるくなったように見えるんですよね。
傑作となった続編が弛緩した印象で始まり、ファンが「だんだんと面白くなってくれるはずだ」と願いながら観続ける、名作に関係する作品を観るときの、あの感覚にあふれています。
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