17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

世界は保守的な逃げと安泰を求めるおかげで徐々に崩壊に近づく「不機嫌なモノノケ庵」

f:id:EAbase887:20160630210659p:plain

 

モノノケ庵 視聴

 

記事タイトルは以下の書き散らしのあとで無理やり考えました。意味はありません。期待度と捉えてもらっても大丈夫です。さてまたひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

続きを読む

劇場版ガールズ&パンツァーと日本におけるエクスプロイテーション映画

 

http://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/p/p/be/d6/167115_04.jpg

 

 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 4DXの評判が異常に良いと言う評判が去年の公開時から流れており、いまさら超話題作に乗ってみたというボンクラなんですが、意外にもエクスプロイテーション映画っぷりが爆発しててみんなこれにやられたんだな~という、なんかやっぱりボンクラな感想なんですが…

続きを読む

「けいおん!」再び…

f:id:EAbase887:20160413130503p:plain

けいおん! 1話 視聴フル

 

 すでに忘れ去られたかもしれませんが、思い返してみれば巧みだったものもわずかにあります。

 

 あの「けいおん!」がNHKに再放送がやってたのでふと観直してみたんですが、今振り返ると異色です。「4コマの萌え漫画原作」とか「日常もの」みたいなジャンルがよくやってるデザインと比べると異色ですし、また京都アニメーションの近年と比べてもこれが作家性と商業性が合致していた瞬間だったのかなあと思いました。

続きを読む

本当は怖い「少年アシベ」そして「ぼのぼの」

f:id:EAbase887:20160428190032p:plain

 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 90年代のアシベやぼのぼのがまたアニメ化されるってのは、ここのところ往年のヒット作を再アニメ化した方がすでにタイトルが知れ渡っているからとはよく言われるんですけども、こう何度も何度もアニメ化することで原作そのものにあった毒素はなくなっていくことに嫌な予感がありますね。

続きを読む

今回のアイドルのモデルは何?「マクロス△」

f:id:EAbase887:20160425172450p:plain

マクロス△ 視聴フル

 

 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 前シーズンにひねくれまくりな書き散らしをいっかいやりましたが、実際に何話か見通していると思うところはありますね。総じた映像のデザインはクドく、ダサいことが少なくなかったサテライトの中でも極めてクールに作ってあります。にもかかわらずいまいち印象が薄いのはなぜでしょう。やっぱシェリル・ノームランカ・リーのキャラクターのコンセプトと対比が凄まじかったからでしょうか。

 

続きを読む

実はディズニーのハードボイルド「ズートピア」感想

 ディズニーが長い暗黒期を経て、1989年の「リトル・マーメイド」の成功から立て続けに「美女と野獣」「アラジン」などなどのクラシックをほぼ毎年のように生み出していた時代を「ディズニーのルネッサンス期だ」というそうです。

 

 ところがその後のディズニーはまたピクサージョン・ラセターがディズニーのクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、ここのところの「アナと雪の女王」「シュガー・ラッシュ」「ベイマックス」などなど立て続けにまったくの別ジャンルの作品で、それぞれ意味深い傑作になっていることを持って「ディズニーの新たな黄金期ではないか」と言われています。

 

 いままさにそう呼ばれるにふさわしく、「ズートピア」は(たぶん)ディズニーでは珍しいだろうシナリオ構造で作られていると見ました。

続きを読む