ピコ太郎のララバイラーラバイ 視聴フル
古坂大魔王は実際にはどれくらい面白いのか?「それはアニメ界の常識では考えられない、“台本なし”の物語。谷口監督が描き下ろした1枚のイラストからインスピレーションを得たピコ太郎が、即興で紡ぐ3分間の『おとぎ話』。」なんてコンセプトできっちり仕上げられる芸人や作家の数は正直な話、かなり限られる。なぜこんなに難しいことをするのか?
このアニメは面白い・面白くないというレベルで語るべきではない。なぜこんなに実力が見えてしまうことをするのか?流行りものとしてのピコ太郎ブームが終わりを迎えているまえに、ちょっとした短編アニメの企画をやってみたらそこはまるでアントニオ猪木が中東に遠征に出かけたら相手国にプロレスを拒否されてガチの試合になったみたいな恐ろしい現場です。お笑い好きなかたならば、この想像以上に難しい舞台、しかも実りも少ないという孤独で厳しい闘いは一見に値するでしょう。
とはいえ、エンディングの演出は本物だった。古坂大魔王が行ってきた音楽とお笑いを共存させる方法はなんだかんだでマジです。と、するとこういう5分以内アニメで起用される「おもしろ」系ではなくてマジもんの短編アニメ作家とちゃんと組んだとしたら…古坂大魔王がキューライスと組んだとしたら…そもそもこのアニメを誰が見ているのだろうか。関係ないけど古坂大魔王の楽曲ではノーボトム!時代の「百花繚乱」が好きです。
【追記】観たアニメは忘れましょう。それから培った技術とモードも投げ捨てて、次回にお会いしましょう。
- アーティスト: ノーボトム!
- 出版社/メーカー: get over the records
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: CD
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