17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

今季のアニメーションの1話だけを観て今のモード(形態の流行)を全て決める最悪のアニメレビュー

『ゆらぎ荘の幽奈さん』とシリアスに現実と虚構が混同される分野のお話

ゆらぎ荘の幽奈さん 視聴17分

前回の記事のスターをchanmii-meさんから頂き、いつもスターを頂く方とは雰囲気の違う方だなと氏のサイトを少し観させていただいただきながら、ここは辺境のアニメのとほほオタクの書き散らしで正直すまんなんて恐縮しつつ、少々思うところがありました。

サブカルチャーが世間から批判されるとき「現実とフィクションを混同する」という言い方が常套句ですけども、思うにこれが本当な分野ってあれではないでしょうか。このブログタイトル絡んでてなんですけど、セックス関連ですね。

「現実とフィクションの混同」ということが本当にシリアスな分野はいろいろ見たところ、正直これが莫大なセックスネタが溢れかえっていることに対し、時々無意味な諍いも起きたりしてますよね。今回取り上げる『ゆらぎ荘の幽奈さん』もSNSですこし揉めたんですが、週刊少年ジャンプゆえに目立っちゃったんですよね。

少年誌でえっち表現が問題になること自体は昔からあることで、正直大した話じゃないんです。目立ってるところに批判があって、それに対して「読んでないだろ」みたいに言う。それは議論じゃないですよね。それ以前のただの揉め事ですよね。議論にできるだろうポイントを今更ですが表記します。

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『歴物語』かつて存在していたかもしれないアニメのネクストステージ

 

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暦物語』 視聴すこし

 

アニメ・物語シリーズが開始から10年を突破しました。他に追随する作品がないまま、独自の存在を保っています。

2009年~2012年は京都アニメーションとシャフトが全盛を迎えており、客の注目度、セールスのみならず、そのデザインや内容、商業の最大のフックであるキャラクターというものの取り扱いや距離感も好対照を為していたと思います。大ヒット作にもかかわらず、どこか深夜アニメの基本構造から実のところ距離を置いているアンビバレンスがあったと思いますね。今回は思い出語りです。2008~2012年くらいは本当はものすごかった、という。

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地方に何が起こっているのか?謎の完成度の高さのご当地アニメ『ちちぶでぶちち』

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ちちぶでぶちち 視聴フル

正式な公開は4月なので春のモードに回すべきなんですけど、知ったのが最近なのでこちらで……

「この日本映画を誰が見に行くのか。なぜ作られるのか。」がテーマの柳下毅一郎氏の人気連載「皆殺し映画通信」があります。そこで頻繁に取り上げられるのが地方自治体映画で、特に「なぜ作られるのか」という謎の深さが語られております。

駅のホームを歩いていたときに初めて目にした『ちちぶでぶちち』からまず思い出したのはそれでした。アニメで地方が絡む謎の制作が始まっています。大丈夫か?タイトル企画者!ところが実際に観てみると……

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ウテナファンの空白に付け入る企画『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 視聴フル

ブシロードの戦略的なメディアミックスがこっちのほうにいくのかと思いました。

これまで『けいおん!』ミーツ『ラブライブ』な『バンドリ』など、すでにヒットしている企画の流れを踏まえた企画で一定の評価を得るというのを観てきましたが、ニッチで太いところを突いていきます。演劇で、『少女革命ウテナ』を持ってくるのはすごいですね。

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『はるかなレシーブ』とケンコバの「女体は好きだけど女性は苦手」問題

はるかなレシーブ 視聴15分

萌えでエロ寄りアニメ。日本のアニメ・オタク産業に抱かれている偏見そのものみたいな見た目ながら、『はるかなレシーブ』みたいな作品が大ヒットしてブルーレイディスクが売れて、その年を代表する作品になったということはそんなにありません。

実際には萌えとちょいエロはかなり苦しい位置です。無料の範囲だったら見るけどそんなにみんな後でソフトは買わない。見た目がこれでしかもカジュアルなものほど、やばい人にSNSでやり玉に挙げられてもめやすい。

前に取り上げた『Sin 七つの大罪』とか、今期の二階から底が抜けてうんたらかんたらなどはいろんな意味で隔離されているので特に話題にならないですけど、カジュアルなのって注目を受けてもそれはそれで大変な位置なのでがんばってほしいです…

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日本と中国の狭間から生まれた謎の需要のアニメ『悪偶 -天才人形-』

悪偶 -天才人形- 視聴18分

『悪偶 -天才人形-』は手軽にカルチャーショックを受ける体験として優れています。

中国のアニメーションが近年放映されることも多くなってきていますが、まだ日本ではキャズムを超える評価はないですね。アニメ!アニメ!様で近年の中国のアニメ産業に関しての詳しいインタビューが公開されており、日中の市場の違いについて興味深い内容となっています。

今後、日中の市場はどう変わるのか?融合するのか?それとも別ラインとなるのか? ポップミュージックにおけるUK市場とUS市場みたいになるのか? などと考えると豊穣なのかなあと思ってます。

とはいえ、何かいかんともしがたい差を感じたのが今回の『悪偶 -天才人形-』です。原作はなんと中国のテンセントの運営する漫画サイトから。世界最大のビデオゲーム企業として名高く、今ならバトルロイヤルの『PUBG』のパブリッシングやスマートフォンでの展開を行っている企業と言えばわかりやすいでしょうか。しかし、独特のカルチャーショックが次々と襲い掛かる内容です。日本のスタジオディーン制作なのにどういうことでしょうか。

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今季のハードコア根性絵柄枠…『バキ』、『トネガワ』、そして『はねバド!』

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はねバド! 視聴12分

板垣恵介福本伸行というジャンルが違えど並べて語られることも多い原作アニメ。一見そこに並ぶような作品はないように思える。ところがよく見ると実質的に同じ枠。それが『はねバド!』アニメ版です。

原作の『はねバド!』は当初は4文字タイトル萌えっぽい、ゆるい印象だったのが連載の中で作風がハードに変化していきました。それがなかなか極端だったのかたまにネタとして連載開始時と現在を比較したりするのを見かけます。

 

ではアニメ版はどんな解釈でやっているのでしょうか? もちろん作品の軸が固まったであろうハード期からなんでしょうが、あまりにも萌え期からハード期への差が大きかったのがあったのか、視聴の質感がほぼ『バキ』です。

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