17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

今季のアニメーションの1話だけを観て今のモード(形態の流行)を全て決める最悪のアニメレビュー

少年漫画の続きとしての『からくりサーカス』

f:id:EAbase887:20110706150913j:plain

からくりサーカス 視聴フル

 心が冷たくなっていくアニメ版のデザインです。原作を映像でトレースする以上がない。元絵をトレーシングペーパーでなぞるだけでは全然いい絵にはならず、書き手の技術が無いと無機質になるのと似ていますね。

実は原作をすべて読み込んでいたんですよ。何回も。いつかアニメになるとしたらこの作風や題材のもっている狂気性を拾える監督やスタジオが付いたらいいな、と思っていました。ですが……と感じましたよ。

 今回、学生のころから連載を追いかけていて、思い入れある作品だったので、あらためて『からくりサーカス』原作のなにがよかったか?ってウェットな話を少し書きます。原作の内容を最後まで書いているので了承したうえでお読みください。

続きを読む

御坂美琴は今も新しく見えるのか?

とある魔術の禁書目録Ⅲ 視聴15分

『とある~』の第一作が放映された2008年。この年以降は、『けいおん!』とか『化物語』といった野心的な作品が深夜アニメで放映されていく時期でしたね。なにが野心的だったかって、当時よくあるアニメ的なデザインから少し距離を置いた作り方をしていたことでした。それが新しかった時代だったんです。

ですが10年たった現在、まわりを見るとどうでしょうか?御坂美琴のデザインを過去にするくらい、周りのラノベアニメのデザインは前進したのでしょうか?

続きを読む

アイドルアニメは蟲毒となった『ゾンビランドサガ』

ゾンビランドサガ 視聴フル

アイドルアニメは当たらなくなってきた時代に突入したのか否か」こう書いてから1年が経ち、事態はもっと入り組んだところへと進みました。『ゾンビランドサガ』は現実のアイドル事情もアイドルアニメ事情も飽和状態になった末に生まれた、蟲毒です。

ついにこのジャンルは戻れないところまで来てしまった。その意味で今季必見の作品のひとつです。

続きを読む

日本のNetflixオリジナルアニメの立場がなくなる『ゴブリンスレイヤー』

 

ゴブリンスレイヤー』視聴18分

今年のトピックスとして、Netflixの国内アニメとの共同制作がありました。貧困にあえぐ国内アニメにとって、黒船とまで騒がれていましたね。今年も終わりに差しかかった今、ひと通りの作品が公開され、振り返ってみていかがでしょうか。

続きを読む

意外にもキャラ推しじゃない最近の広告アニメの世界

『ROAD TO YOU -星降る丘の約束- 』視聴フル

秋のシーズンに入って早々なんですが、はてなブックマークでみなさん一体どうしちゃったんですか?

続きを読む

『ゆらぎ荘の幽奈さん』とシリアスに現実と虚構が混同される分野のお話

ゆらぎ荘の幽奈さん 視聴17分

前回の記事のスターをchanmii-meさんから頂き、いつもスターを頂く方とは雰囲気の違う方だなと氏のサイトを少し観させていただいただきながら、ここは辺境のアニメのとほほオタクの書き散らしで正直すまんなんて恐縮しつつ、少々思うところがありました。

サブカルチャーが世間から批判されるとき「現実とフィクションを混同する」という言い方が常套句ですけども、思うにこれが本当な分野ってあれではないでしょうか。このブログタイトル絡んでてなんですけど、セックス関連ですね。

「現実とフィクションの混同」ということが本当にシリアスな分野はいろいろ見たところ、正直これが莫大なセックスネタが溢れかえっていることに対し、時々無意味な諍いも起きたりしてますよね。今回取り上げる『ゆらぎ荘の幽奈さん』もSNSですこし揉めたんですが、週刊少年ジャンプゆえに目立っちゃったんですよね。

少年誌でえっち表現が問題になること自体は昔からあることで、正直大した話じゃないんです。目立ってるところに批判があって、それに対して「読んでないだろ」みたいに言う。それは議論じゃないですよね。それ以前のただの揉め事ですよね。議論にできるだろうポイントを今更ですが表記します。

続きを読む

『暦物語』かつて存在していたかもしれないアニメのネクストステージ

 

f:id:EAbase887:20180806045018p:plain

暦物語』 視聴すこし

 

アニメ・物語シリーズが開始から10年を突破しました。他に追随する作品がないまま、独自の存在を保っています。

2009年~2012年は京都アニメーションとシャフトが全盛を迎えており、客の注目度、セールスのみならず、そのデザインや内容、商業の最大のフックであるキャラクターというものの取り扱いや距離感も好対照を為していたと思います。大ヒット作にもかかわらず、どこか深夜アニメの基本構造から実のところ距離を置いているアンビバレンスがあったと思いますね。今回は思い出語りです。2008~2012年くらいは本当はものすごかった、という。

続きを読む