今季を書き散らし嫌がらせしながらふと思ったんですが、大体こんなもんなんでしょうか?毎期アニメのデザインのバリエーションというか。
2014年春あたりは本当に面白かったんだな、全盛期に入った漫画雑誌の連載陣のようにバリエーション豊富だったんだなと思いましたよ。計算しつくした大黒柱「ラブライブ」湯浅政明の「ピンポン」来るべき監督・いしづかあきこのサイケ幻想「ノーゲーム・ノーライフ」とかポリゴンピクチュアズの「シドニア」とか新海誠的なモードの「河合荘」とか。ダークネス日常ウィクロスとかシャフトのカゲロウとかまである!そして膨大なロボネタアニメ闘争・勝者不在の面白さ。「2014春は面白かった」これ今後も言いかねんな…
作画という観点でしか評価しようのなかった2014年秋のモードから続いてローテンションのベスト5です。もう来季から作品という単位ではなく、もっとデザインの流れみたいな曖昧なとこ書き散らしていこう、そうしよう…いやすでにそうなってるか…
5・デュラララ!×2承
2009年ごろのデザインや視座のものが6年近い歳月流れてもまだ有効っての、ゆゆしき問題でしょうか?中学生的で、ほどほどオシャレで、ラノベ発でってのは絶妙なバランスがいるのだなあと思いましたよ。メカクシどうのもこのラインを狙っていたのでしょうか。
4・夜のヤッターマン
いまヤッターマンをアメコミにおけるモダンエイジの切り口を入れる意味がどれほどなのかは不明なんですが、やむにやまれぬようになったタイトルが意味も無く萌え美少女ものになるみたいなことに比べればずっと意味あると思っています。
バットマン・インコーポレイテッド:ゴッサムの黄昏 (DCコミックス)
- 作者: グラント・モリソン,クリス・バーナム,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2015/01/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
3・ユリ熊嵐
画風もテーマも地力の演劇もどっからどこまでもケバくてクドい幾原作品が、極めてパステルのグラフィックデザイン調になる変貌。それは新しいように見えているでしょうか。それともふぬけてしまったようにみえるのでしょうか。
2・アイドルマスター シンデレラガールズ
近年の超強力な日常情景モードと原作の「日常何処にでもいるかのような10代から30代までの女の子」をアイドルにする コンセプトが一致してすげーことになってるんじゃないでしょうか。なんだかんだでアイドルネタが一番どれもデザインがキレてるのは今年も変わらないのでしょうか。
1・ローリング☆ガールズ
去年一年書き散らしをやってみて、大ヒットを飛ばした京アニの引っ張ってきた日常モードやシャフトの引っ張ってきたミニマル・グラフィックデザインのモードは今のデザインで非常に大きいです。
今季でもそれは「シンデレラガールズ」や「ユリ熊嵐」に引き継がれているのだとみますが、確実に洗練が進みながらも未だアニオタにヒットしきれていないモードがひとつあると見ます。それが「ローリングガールズ」にあると見ます。
本作は日本商業のレベルでのデザインとアニメートの面白さが全面的に凝縮されてます。にもかかわらず、本作がええーっと覇権を握るっての?そうなることはないでしょう。そこには世界観も登場人物の行動原理も脚本術も二の次であり、トホホさんが論壇どうたらつって語って遊べるフックもないし、徹底してキャラクターに萌えられるようにもデザインされてない。ダンスだとか音楽だとか原作がソーシャルゲームとかのメディアミックスで客の方がいじって遊べるような隙もないからです。
だがしかし、「ローリングガールズ」の持ってるモードは逆に脚本もキャラに萌えられるようなフックも捨てることで成立しているともいえ、似た作品に「京騒戯画」など上がってましたがあれも何か正確な評価に困ってるかんじあります。
冬はぶっちぎりで今作じゃないですか?どうせなので、なぜぶっちぎりかということをもう少し書き散らしときます。別枠で「ローリング☆ガールズ」に至るまでの、「京騒戯画」とか「ガッチャマンクラウズ」引用しつつこの原色をばら撒き多数のガジェットやファクターをばら撒きまくったアニメのモードの発生と現在についての書き散らしに続きます。ほどほどに待て次回!