17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

ラブライブ2期のミュージカルフロムカオス

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 ラブライブ2期 一話 視聴フル

 

14歳から21歳くらいのガキのモードでは、その現実やら世界観やらから感じられる光と影のある無しが最終的な印象に関わってきますが、それもそうそう無いです。片っ方では中2の全能感のトホホか、片っ方では男か女のどっちか完全に登場人物絞ってポルノにしてしまうかのどれかに転びます。

 

 

ちょっと前にアイドルアニメネタいじった時にも書きましたがラブライブはもう、意図してストーリーだとか世界観云々にほとんど意味がないように作ってます。客のトレンドを研究し尽くしたトータルデザインを見るにポルノ路線の中ではトップ中のトップ。客の嗜好やトレンドを優先したポルノに振り切っているゆえに、アニメーションの根源的な魅力部分の洗練に集中していると見えます。

 

  その魅力とは鮮やかなキャラデザインで、音楽と滑らかに動く映像との一致です。そのトップが毎度書いてますがディズニーのアニメですね。

 

 

 

 ラブライブ製作チームはそのことを実は自覚しているのでしょうか?妙に沈鬱な生徒会長就任シーンから、強弱を出すかのようにミュージカルシーンに突入!「なんだこれ」の意見が多数だったと思いますが、しかし僕はこれは製作チームならではのある種、商業アニメ史の根源を突きたい誠実なクリエイティビティではないかと思いました。

 

ラブライブは当初からアニメ制作会社から音楽会社まで合同でスタートした、はじめから膨大なメディアミックスを行いコンテンツの価値を肥大化させて行く目的の作品です。ちょうどそれはAKB48の戦略に近いと思えます。

 

ヒットした現在は、その目論見どおり楽曲からライブ、アニメからソーシャルゲームまで広がり、実質的に本拠地と言えるメディアがどこなのかもわかりません。受け取るお客様サイドもμ's9人のキャラクターそれぞれのイメージを自由に膨らましているかに見えます。

 

そんなコンテンツ肥大化の中での、特にメディア拡大の中心地に位置しているだろう今回のアニメではなにか、すでに肥大化してお客様一人一人が勝手にラブライブ解釈やラブライブ共通認識をもっているなかで、なにかズレが起き始めているかのような気がします。

 

すでに楽曲PVという形でも映像と音楽、そしてダンスのハーモニーというのを実現している現在、もともと合議制で出来ていてトレンドの読み優先のため大きくキャラやシナリオを崩したりできない分、なにかディズニー経由の王道ミュージカル的なものを打ち出したい、なんてところはあるのでしょうか?

 

 現代の音楽&アニメーションのシンクロという根源的魅力はアイドルネタ界隈が実は頑張っていて、それ以外のジャンルで映像と音楽のシンクロはほぼ意識されていないです。ラブライブは意外に商業アニメの王道面突きながら、先祖がえりを果たそうとしてるんでしょうか?でもそんなディズニー先祖返りという濃厚に過去を振り返るという文脈を遡ろうとする行為は、トレンド読み優先のコンセプトにあってるんでしょうか?というかそもそも1話しか見ていないので今後ミュージカルネタがあるかどうかも不明なので、この記事はかっとばしすぎでしょうか?観たアニメは忘れましょう。でも培った映像と歌とダンスのミックスはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

 

 

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TVアニメ ラブライブ!2期 挿入歌(1)

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