17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

アニメファン7兆1億人が選んだ“平成のアニメ”第一位『洗い屋さん』

Ads

洗い屋さん 視聴してしまった

エロ系を3連続で書いていると、心から自分があほになった気がしてきます。風呂が舞台……洗い……そこから導き出される答えとは何でしょうか……コミックフェスタ系アニメはもはや隠すことさえしなくなりました。あっ、主人公の男子が洗うほうだからいいのでしょうか。何がでしょうか?

歓楽街の客引き

ウェブサイトを巡るなかで、コミックフェスタ的なエロ広告にぶつかるということは、歓楽街で客引きに捕まることに似ています。『洗い屋さん』では絡み(といっていいのか)のシーンはカットされ、続きはソフト版で、とアナウンスします。閲覧までは無料。またとほほすぎる例えを思いつきましたが黙っておきます。

それにしてもエロ系のアニメをよく見てほしいんですけど、作画枚数が異様なほど少ないんですよ。鷹の爪アニメの次くらいに。女の子の絵があれば持ってしまうから、ほぼ一枚絵をベースに成立させてしまう。優秀なアニメーターが結集してエロを作るということは無いんですよね。女の子(あるいは男の子)の一枚絵を数十枚ほど集めれば、アニメ―ションが成立してしまうのではないか、なんて思ってしまいます。

ある意味での可能性

笑いとエロのアニメを抽象化していくと、どこまで削りきってアニメーションは成立するのだろうというチキンレースをやっているようにも思えます。ある意味では日本の、(正規の意味の)リミテッドアニメーションならではの、アーティスティックな表現の可能性がある。しかし、現実には鷹の爪アニメや紙兎ロペ、そして洗い屋さんという世界です。このあたりの可能性を追うのはPie in the skyですが、他にはアーティストの相磯桃花さんあたりがやってもらえればなと思います

www.youtube.com

ちなみに、とほほエロ系3連続のあとに幾原邦彦MAPPAの『さらざんまい』を観たら、あまりの傑作でどうかしそうになりました。幾原作品に漫然と漂う、俗な部分が浅草を舞台にすることで全開になり、MAPPAの作画と演出力が相まって極端なレベルに昇華されているのに驚きました。こちらは大まじめにやる予定なのでよろしくお願いしますね。

ただ、次回もまたとほほエロ系です。哀しみを共にしていただければと思います。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ