戦隊ヒーロー スキヤキフォース 視聴フル
またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。スタジオ4℃の短編リミテッドアニメってものすごい期待しますよ。リミテッドって作業量すくないでしょ、って思われますが、少ないゆえに一番実力が出ますもん。でもこれがどうなのかというと…
気鋭のアニメ制作スタジオたる、4℃。ってイメージはなんとなく森本晃司がいたとか、長編もそうですけどCFやTV番組のオープニングの範囲で作画の良さを伝える傾向であるとか、ともあれ作画に力のある、おしゃれな切り口の実力者、アニメージュやニュータイプよりも、クイックジャパンやCUTとかに特集されたいようなムードのアニメスタジオです。しかし、その実態は…
作画的に実力があり、またキャラデザインからレイアウトにいたるまで一定の実力がある。そんなスタジオが作画枚数が少なく、短時間の連続アニメたるリミテッドアニメを作るという意味で、どうしてもトリガーの「宇宙パトロールルル子」と「ニンジャスレイヤー」を思い出します。
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とくに「ルル子」は今現在のトリガーがかなりの能力を持っていることがわかる、去年でもトップクラスの作品だったと思います。ぶっちゃけ短編だからキャラや壮大なストーリーの感情移入がないからピンときにくいところはあるかもしれません。しかし、ある意味で2分~10分枠のほうがスタジオの能力がいまどのへんかってのがかなり露骨に表れるんですよ。しかも通常アニメのデザインじゃなくで、意図的に作画枚数も絞り、キャラデザインも抑制していくリミテッドアニメの手法なら、なおさらに。
「戦隊ヒーロー スキヤキフォース」は危ないんですよ。群馬いじりをやるわけですよ。インターネットミームさんざんネタにされたのが数年前なのに、まだやってんのかって時点でもまずいなと思うんですが、地方のイナたいかんじとかどれだけデザインによってメタに、ダサくて整合性のとれていないものを整合的に構成しなおすかってのを見たわけですよ。
その意味で「えええ…これ鷹の爪の劣化程度なのでは…」というのは、けっこう来るものがありますよ。この手のいじりとデザインのすごさが両立してるトップをAC部だとすると、根源的な部分で実は…って感じです。
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アニメスタジオの実力は、作画の作業量で問われない短編のリミテッドアニメをどう作るのかでまずはどの辺の視座で、どの辺のアプローチができているかというのがで図ることができるのではないでしょうか。本作は「ああマジメなひとが無理やりネタやってる寒い感じあるな…」と言ってしまうとあれなんですけども。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。