うどんの国の金色毛鞠 視聴11分
またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。20時更新中です。
すげえ『甘々と稲妻』的なムードをかんじるんですけども…妙齢の男性、子供、料理と酷似する部分がいっぱいです。でもそれだけに、アニメのデザインの差がわかりやすいともいえます。
どことなく水墨画的な、明度も彩度もおさえて淡い白黒に近い画面作りはほどほどにハードかつ日常を描写するのに役立っているといえます。が、この白黒の色調がうどんをおいしそうに見せてるか・または伝統的で、地域的なうどんのイメージをみせてるのに役立ってるかというとよくわかりません。
基本的なレイアウトやコンテの切り方は『甘々と稲妻』と比べると、すごくウェルメイド。意味なく横文字使ってしまったけども要はありがちな演出です。『甘々と稲妻』(の1話しかみてないが)はナレーションを廃し、映像とキャラクターの行動だけで物語の背景を伝えていく手腕が優れていており、優れた邦画のようだ、と書いた記憶があります。が、『うどんの国』にはそういうスタンスは見受けられません。
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でもそれが悪いわけでもなく、化け狸なのかよくわからない子供との生活の微妙な 感覚、ハードとソフトの行き来する感じを表現するのにあってるのかなあ…などと思ったのでした。ただ、料理ネタですし一番はメシがうまそうかどうか、メシによって救われるかどうかなんですが、そのへんは『甘々と稲妻』は上手かったように思います。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。