フリップフラッパーズ
またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。まだまだ20時更新は続いていますが、そろそろやばくなってくる頃です。
いきなりなんですが数日前くらいに「作画アニメの衰退~」とか書いてすいません。生きてましたね。今作のものすんごい「これ一見プリパラとかその辺の客層を狙っていながら実は全然当たってねえだろ感」は、制作サイドが好きにデザインやアニメートをやってるドライブ感ゆえとおもいますね。
本作は鉄板で脚本とかキャラクター描写とか世界観の構築はたぶn放り投げてるんですよ。ほぼ確実に最後まで描写されない。ではなにが面白いのかというと音楽における演奏者が自分の得意なフレーズを演奏する即興演奏みたいなかんじで、美術やアニメーターそれぞれの製作スタッフらが自分らの得意フレーズを即興で重ねて言ってるかのような感じが強いのです(実際はそんなんでもないですけど)。
しかし…それで既存のアニメに対して一つ距離を置いたレイヤーから作っているかのような新鮮さ、までにたどり着いているかというとそうでもなく、これまでに生まれてきたようなアニメーターの即興演奏的な前例の作品のような強度をさして感じられてないです。
むずいとこですね。もう日本商業アニメのこういうタイプのアニメートには革新性はそんなになくって、今のデザインで熱い部分ってリアリスティックなデザインやアニメートがセルルックにとって代わるような部分をどうしようかなってとこにありそうな気がします。
逆にトリガーなんかは作画枚数を意図して減らす日米のリミテッドアニメ的な方向から活路を見だしてると思われますし。旧来からの作画アニメ的なアニメートは、どこ行くんでしょうか。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。
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