はじめちゃんがキチガイであったり、宇宙人襲来も対して話題にならずいきなりミヤネ屋に出ていることに誰もつっこまない世界。それよりもソーシャルネットワークから来襲する脅威クラウズの方に世間が真剣になってるというあたりが可笑しい。
キッチュなUHFアニメデザイン&SNSテーマのフラットデザインという、相反するデザインの目的が混ざり合ったサイコ感。そこにがっちがちにシルエットを効かせ情報量過多なヒーロースーツたるガッチャマン変身後の姿が3DCGでぶちこまれる映像のカオスが本作ならではの間合いと思う。
本作らしいアニメートを今回大きく牽引するのが新主人公たるつばさとゲルセドラで、今クール序盤のスペクタクルを彩る。前作のキーマンであり、そしてクラウズがフラットな街並みに跋扈する独自の映像を牽引してた累。それが鈴木リズムに殺されかける。感情を爆発させないと変身することの出来ないつばさがここで一気にガッチャマン化し、3Dアニメ発想な銃弾を空中に打ち込み足場にして駆け上がるシーン(アナと雪の女王みたいな3DCGアクションアニメートのアイディアっぽい)に加え、ゲルセドラによるSNSアイコンみたいな人々の感情やらを表示し、一気に吸収していくシークエンスのカオスは2期インサイトのハイライトとなるシーンではと思うのだった。
そして今更どうでもいいのだが、サービスカットなんだろうけどはじめちゃんを胸おっきくしているのは太ったように見えてあまりよろしくはなかったのでした…観た#03は忘れましょう。でも相克するキッチュとフラットデザインはそのままに、#04でお会いしましょう。
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