17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

六畳間の侵略者!? ぼくたちは本当は2014年の夏に生きていないんじゃないか?15年前にタイムリープしているのか?

Ads

六畳間の侵略者!? 視聴8分 制作:シルバーリング

 

 共同生活ハーレムネタとキャラデザインぶりそして幽霊地底人コスプレイヤーと同居生活か…やっぱ今は2014年じゃないのかもしれないな。だからと言って90年代でもない。2006年でもない。ではいつか?それは2000ー2002年くらい…

 

 なんだかんだで近年はハーレムネタも色々弄られているようだし、女の子ばっかりでまったりしたものにシフトしたなんて言われてますね。

 

 そういえばそのことを「今は男も必要ないんだ、女の子だけいて観る側の男はそれを愛でていればいいんだ」とかあほな解釈されてたことがありましたが、実際その代表格だろう「けいおん」を観るとそれは間違いでしょう。オッサン現場でデザインセンスなんてオナニーに使えるかどうかの判断基準しかないところにアニメに理解あって同時にファッションやデザインの能力を持っている人材が中学高校くらいの女の子の気配をドキュメンタリー的に演出するって能力によって、意外に見たことのない洒脱な日常情景の気配を描くことが本懐と思います。

 

 わりと今のアニメトレンドも大マジに90年代くらいからのオッサンのどうしようもないオナニーのネタみたいなところから女の子のデザインスタートしてることが多いと思います。その後2000年代中期ごろからはまじめにその辺の穴を埋めるかのように実際にファッションもメイクもアニメデザインも分かってる人たちがデザインを書き換えていったのではないでしょうか?

 

 アナログ制作からデジタル製作によるパラダイム変貌もでかいですけど、90年代と今とで比べるとやっぱその辺のデザインの繊細さは段違いですよ。だから「六畳間」のデザインのちょっと昔のラノベアニメゲーム的なのってすごく過去に引きずられる感じあります。

 

 最近アニメのファッションダサくねえか?というのが話題になりましたけど、これファッション界隈もアニメカルチャーをテクスチャーの一つに捉えるくらい接近したこととと、現在のアニメのトータルデザイン自体もファッションをアニメに生かせるように落とし込んでいることゆえに「真剣に今のファッションと比較するとダサい!」って本気に比較する目線があるんじゃないでしょうか。2000年代90年代なんか謎の肩膨らんでる制服デザインを代表にすべてがクズなので最初から相手にされなかったからな。

 

 脱線しすぎました。まあそんなこんなでこのアニメ見てると本当に今は2014年なんだろうか?という感じがします。2006年以降ぐらいにもうこれ抹殺されたトレンドだと思うんですよ。誰が抹殺したか?それはこのブログが「実は京アニそしてシャフト信者が他のアニメを叩いてる」の最悪に乗っ取るように「ハルヒ」から「けいおん」までの3タテや、なんかハーレムくさいが全デザインに演出をぎらつかせた「化物語」シリーズのシャフトあたりがデザイン変えたんじゃねえのと思いますが実態は違うかもしれません。

 

 オッサンのむなしい欲望の世界もデザインされていって、「めぞん一刻」的変人との共同生活も「河合荘」が新海誠のような日常情景導入したりしてるコンテンポラリーの進む昨今から考えると、トホホでした。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

タイムリープ

タイムリープ