はいふり(ハイスクール・フリート) 視聴15分
またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。
ミリタリーアンド萌えは陸海空軍揃って話題作が提供されてるんですが、陸と空はヒット作が出てる一方海では「艦これ」がいまいち完成度が高くなかったということで、アニメに限ればどうやら海軍での代表作が空席になっているようです。
さて「はいふり」はそんな空席を狙いに行った感はあります。初見の絵作りこそ凡百なデザインに見えますけども、女の子のアニメートはトップのスタジオばりにかなりのこと頑張ってる印象ありますね。
なによりミリタリーアンド萌えは基本的なキャラデザインをキャラデザの原案よりもちょっとクドくする・ダサくするダウングレードみたいなことがけっこう多いんですが、「はいふり」の場合は意外にも現行の日常アニメネタで採用されてるようなデザインで行ってるというのは珍しいです。キャラの演技のさせ方もそうですし。そういうスタンスのまま艦船に乗り込む主人公たちというのはちょいガルパンとは違う印象はあります。
ただ…どうも必勝に近いようなことをやってるにもかかわらず、どうも空席の海軍枠に座れるかというとヤバい感じはあります。デザインは単に色使いやキャラクターの造形、背景美術などなどの総称以上に、正直「一目見て作品内容が把握できるのか?」ということがなにより大切だと思います。
ここで上にスクロールして公式サイトの画像を見て頂くか、またはグーグル画像検索での結果をご覧ください。実在した軍艦に乗っていくことも魅力の本作だと思うんですが、主人公たちと軍艦が一緒になっているカットが極端に少ないです。これだとパッと見て艦船がメインのものとは思いにくいです。もしかしたら既存のミリタリー&萌えネタと差別化するための戦略的に隠しているのかもしれませんが…(※戦略だったようです。失礼しました。)
「ダサい」とかけなしてましたがストライクウィッチーズとかガールズ&パンツァーは少なくともワンカットでどんな作品か一発でわかりますし、前も書いたけど特にガルパンはタイトルだけで即、内容が分かる上に4文字でタイトル略した言い方までわかりやすいから凄いですよ。「はいふり」もはなっからキャッチーな4文字の略したタイトルで入ったりしてるんですが、なんとなく流行らそうとして意外に流行らない気配があって難しいですね…
ミリタリー&萌えって構図は、特に客層を考えても欲求がストレートかつ、軍艦などの情報が精微なのを好んでいる印象があるので、少しでも「すぐに内容が入ってこない」瞬間と言うのが多発すると意外に客が付いてこなさそうな気がします。日常基調だと多少の曖昧さもありでしょうが。もしかしたら3話4話としたら全然変わるのかもしれませんしわかりません。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。
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