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17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

今季のアニメーションの1話だけを観て今のモード(形態の流行)を全て決める最悪のアニメレビュー

「スターウォーズ 反逆者たち」があまりに眩しい・・・戸惑う

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 スターウォーズ 反乱者たち 視聴フル

 

 また一つ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 ディズニー&スターウォーズなんて現代ブロックバスターハリウッドムービード真ん中のさらにど真ん中であるマグマのようにカテエ出来、なあ金沢なチームのスピンオフアニメ。今年の終わりには遂にシリーズ最新作が公開されるとかビデオゲームでも「バトルフロント」がリリースされるなどスターウォーズイヤーになるらしく、その流れをくむ作品です。

 しかしこの王道ぶりがあまりにもまぶしい…日本UHFアニメの傾向なんかと比較して、って言っちゃうとあれですが、それだけではなく基本(親切な脚本による)物語は使わないアート・インディペンデント、さらには同じ3DCGアニメであるピクサーでもドメスティックでひねたアプローチだし、同ディズニーアニメーションスタジオの最近の「シュガーラッシュ」や「ベイマックス」などオタク&ナード趣味*1のアプローチ、「アナ雪」の王道を微妙に外し、ちょっとした同性愛的なムードもある出来、そして同TVアニメーションならば「アドベンチャータイム」の待ちを外すデザインなどなど、国内だけでなく諸海外総括して、あまりにも王道な煌めきに戸惑います。

 

 主人公エズラは泥棒とかチンピラまがい。帝国軍の圧政に対してスリやったりしているのだが、とある盗みの時に帝国軍に反逆しようとするグループにまきこまれてしまう。エ

 

 冒頭からわずかAパート終了時点でハードなアクションが展開され、主要登場人物が揃いそれぞれの関係も見えるくらいには各々のセリフを吐き、立ち位置をはっきりさせます。シンプルですがこれをほんと綺麗にやるのはムズいことでもあります。

 

 シナリオはもうほとんど見えています。チンピラで何物でもないガキたるエズラがこの生活から抜け出す形で反乱軍に加わり、戦いの中で自分の立ち位置を知っていく。それからフォースの力を覚え帝国軍に立ち向かっていくのでしょう。

 

 眩しい…それはベタなシナリオ構成ってんじゃなく、それをハイスピーディーに展開する脚本とテンポの速さだ。さすがに「ベイマックス」くらいのリッチな画面作りではないのだけど、シンプルなアニメートとシナリオを追うだけなら十分でしょう。

 

 戸惑ったのは、「反逆者たち」のトータルな出来の良さよりも他の事です。思った以上にこうした何物でもないガキの成長譚みたいなのを気持ちよく見せるものを観ておらず、それは別に日米の商業を問わない。当然ぼくに視野に入ってないだけというのもあるんですが…日本のUHFなら、同じ構造でも中盤に入ると主人公のガキが無理になにか作品をまとめ上げようとする演説を始めるとか変なシークエンス(これ本当に多い。なぜ?)はいるとかあるしな…

 

 それにしても昔からスターウォーズは脚本術としても、世界の民話を研究したウラジミール・プロップであるとか様々な研究者の見出した神話の元型をとくに反映させているということで脚本術でも比較的、例に上がることが多い題材です。「反逆者たち」は初代スターウォーズの反復みたいな感じを受けるのですが、それも込みで元型的な感じあります。それがどこか眩しかったのかな…観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。

 

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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昔話の形態学 (叢書 記号学的実践)

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*1:日本語と英語で同じ意味かと思いきや微妙にちがうのです