SHOW BY ROCK!! 制作ボンズ 視聴フル
また一つ現れました。瞬間的に熱しすぐさま忘れ去られ次の瞬間に繋げるための礎です。
サンリオもラブライブとかけいおんとかでプランクトンがわいている赤い海に飛び込みたいってことでしょうか?…と思いましたが、逆でサンリオはもっと広い意味に含むためエッセンスを取ってる感じです。
その意志ゆえかどうかは不明ながら、マジにカオスで、そして無意味ゆえのパワーが獲得されてる気がします。
おかしいですもんね。全体の構成とかデザインのスタンスが。
京アニとかではないから雌ガキのバンドネタ、そこの作画は粗目で低出力めでなんだこれと冒頭で思わされましたが、真にパワーを爆発させるのはそこではありませんでした。
音楽とアニメという時間芸術のもの同士がぶつかりあう華のシーンはそりゃあライブでしょう。しかしそこで異様な展開を見せます。そう、本当にアニメートのウェイトがかかっているのは、おそらく唐突に挿入される3DCGアニメーションの方ではないでしょうか?
萌えキャラ2Dセルデザインから、唐突にサンリオキャラクターデザイン的な3Dモデルの質感、凝ったカメラワーク、カットによるライヴ、アクションと、2Dの省力路線と比べフルパワーです。現にEDのシーンも3dによるライブですし。
ライブに群がるモブがぜんっぜん主役級とデザイン違うっぷりもなにげにいいし、なにげにカットの移り変わりのテンポのよさがあります。下手に作画能力で推すタイプでない分、そういうテンポのよさがあるのでしょうか?
「ラブライブ」から「シンデレラガールズ」とかまで日常情景にキリキリでデザインしてる時代、カウンターとして実はかなりいいほうかもわかりません。「キャラクターごとに髪の色がバラバラ分け」も意外に全体的にハマってるのは、メインの舞台となるネオンサインの原色輝く都市風景のカオスと韻を踏んでいるからかもしれませんね。
それにしても、いま京アニ日常情景やシャフト的グラフィックデザイン外ではカオス・スーパーフラット系がいま一番デザインいいと思います。問題はやはりあんまりこれも爆発的に売れることは予想できず、また何かの賞を取ったり商業アニメメディアあたりの批評的な評価もなく、嫌がらせのぼくしか評価してない冥府魔道に立っていると言うことです。
サンリオの海外展開がどれほどなのか謎ですが、萌えすら含めたkawaiiって外国語のトータルな映像化って感じです。それを体現するキャラクタービジネスのトップサンリオの一手。結果、外国に輸出される日本の売りのイメージは今、こんなんですよみたいな。結果的にカイカイキキ感ありますね。
teenssexandwarmode.hatenablog.com
この作品はちと違うけどいつの日にか「フリクリ」「京騒戯画」「ローリングガールズ」なんかひとまとめにした何かを誰かやってください。絶対に何か言いようのない、萌えとも何とも言えない感情が残るでしょう。 そこに「パンチライン」なんかも加わるのでしょうか?次なるモードを見出せ!観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。