17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

ハナヤマタを観ていよいよこのブログも逆説的に「実は京都アニメーション信者」という決意を固めなくもない

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ハナヤマタ」 1話 視聴15分 制作:MADHOUSE

 

 もはやアニメ嫌がらせに見せかけて、実は巧妙に仕組まれた京都アニメーション信者が他アニメの嫌がらせをしてるというもっと最低な方向へと驀進していることを承知のうえでまたしても京アニが先行してるんじゃねえのネタ書きますが、OPを観てもカメラ同一ポジションからカットを重ねる(こちらの記事がわかりやすいでしょうか)というスマホカメラ手持ちカメラ的、今のアプリ的ならvine撮影的な映像に加え、主人公の女の子たちのダンス。

  アニメに手持ちカメラのドキュメント感、というか高校生が動画や写真をスマホで撮るかのようなリアリティコントロールを実現しただけでなく、日本深夜アニメ市場でも「ハルヒ」やら「けいおん」でトップを飾っていたころの京アニが先行していた演出法・画面構成法は、まだ有効な気がします。

 

 それどころか突如バンドが始まったりしてわざとなのでしょうか?という一方で、同じくマッドハウス作品の「ノーゲームノーライフ」に続くかのような異様な紫色の彩度の際立つ幻想の画面のミックスです。それは神事ネタや少女の世界観の演出なのでしょうか。

 

 キャラ背景レイアウトは実はかなりはまってるとこははまってる。とか言って一枚絵で済ましたりのローコスト感も適度に入れながら進んでいるあたりに今のマッドハウスデザインを感じました。それにしても同スタジオで「魔法」ネタで立て続けにトホホなものが生まれる一方、この幻想や現実を混ぜ合わせる現在の製作スタジオらしいデザインはなんだ?と思います。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。