17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

今季のアニメーションの1話だけを観て今のモード(形態の流行)を全て決める最悪のアニメレビュー

ラブライブ盗作説はむしろ正実なクリエイティビティと評価すべき

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ラブライブの6話がアメリカのテレビドラマgleeとほぼ全く同じ展開をしているということで一部話題になってるらしいです。

ですが内実を見るに逆にこれはAKB48型の勝ちに行くトレンドを追いかけた結果の内のひとつだとしか見えません。特にオリジナリティなんてカスほどしかない深夜アニメ界隈での盗作とは何なのでしょうか?

人間生まれてまず両親の言語を盗作し、行動を盗作し、先人から盗作していくなかで生き方を学ぶとさえ言える中で、今更パクリや盗作ネタに関しては騒ぎかたがどうあれ傍目から見て足しにならないケースが多々です。すでにサンプリングだとかオマージュだとか脱構築だとか盗作にも上下があって豊穣なものか惨めなものか質があります。このでは法的な面の話は本当にくだらないからしません。(大体この手の話題で専門家でもないくせにその方向に持っていくやつは概ね人間的にくそつまんねえやつだって相場が決まってます。)

 

僕としてはラブライブのこのケースはむしろクリエイティビティの指針をこの作品はどこに置いているのか?を垣間見せた盗作だと言えるでしょう。

 

それはどういうことでしょうか?先日「エイリアン」で著名なイラストレーター・デザイナーのH.Rギーガーが亡くなられたましたが、80年代くらいの日本のゲームや漫画なんて見ると「R-TYPE」から「幽遊白書」などなど氏のクリエイティビティは広く影響を与え、ほとんどデザインそのものもそのままというケースだって少なくなかったです。

 

例えばブルース・リーにしても後に「北斗の拳」から「ドラゴンボール」まで数多くの影響というか「北斗の拳」はまんまケンシロウはリーで世界観マッドマックスまんまと言われてます。

 

なにが言いたいかというと日本の漫画・アニメ・ゲームはかつてかなりの部分、諸海外でブームとなった映画やデザイナーのトレンドに影響を受けてきた強い痕跡があります。それを元にして、さらに鳥山明なり原哲夫武論尊なり冨樫義博なりの能力ある作家などがそのクリエイティビティの指針の参考にしていたのだと思います。

 

今はそういうのはあんまり見られません。最近でそういう海外映画の痕跡的なのは「ダークナイト」から「アベンジャーズ」「キックアス」のような現代スーパーヒーローネタの流れのような「タイガー&バニー」や「サムライフラメンコ」などでしょうか?

 

 ラブライブは「ディズニー的なミュージカル的音楽と映像の一致によるアニメの根源的快楽追ってる」と評価してるんですが、今回のちょっとした騒動でむしろはっきりしたのは、ラブライブ製作チームはしっかりクリエイティビティの指針の元ネタとして海外ドラマ「glee」を参考にしていたということです。あの1話のミュージカルシーンは、ディズニーと言うよりgleeのそれだったんだ、と評価しなおすべきだったんですね。

 

最初から分化したメディアミックス作品としてスタートしたラブライブが、ここでしっかりとキャラクターとドラマを生かしていく本拠地となるアニメをワンクール立ち上げる際、そこでクリエイティビティの指針としたのは廃れゆく合唱部を再建しようとするドラマ「glee」だった。というのは道筋決める意味ではベストチョイスだと思えます。

 

今回「glee」そのままの形が出たというのは、どうあれかなりの部分原点への影響を受けて作っているということがよく分かるし、僕としては逆に意外にも、と言う感じでラブライブチームは作品に筋を通すための指針となる作品を据えていたことに関心しました。

 

今本当に海外トレンドというものから、クリエイティビティの指針の面で影響を受けて作品を立ち上げるなんてのは本当に見えにくくなりました。見られたとしてもパロディとしてひけらかす(ウィッチアクティビティでクラフトワークだとか)とかそんなんだったりする中、ラブライブ盗作ネタで逆にはっきりするのは思いのほか学園アイドルネタというのを「glee」を指針としてしっかり作っていこうとしてるスタンスです。僕はこのクリエイティビティの指針として日本アニメトレンド外のものでもしっかり見ていることを評価したいわけです。(gleeみたいな海外ドラマじゃなく昔の映画なら〜とかパロディならよかった〜とかいう意見は本当薄気味悪いよ。)

 

むしろ僕はもっとクリエイティビティの指針という意味でもっと盗作をしろ!と言いたいです。とくにロボットネタとか。ここのところ多く発表されてるけどほぼ全てカスですから!盗作元だって今豊富なはず。

 

うぇーっとロボの存在が何か力や畏怖やらなんやらメタファーなら宇宙空間を受精や胎児、そして誕生のメタファーを含めてた「ゼログラヴィティ」とか、現実の戦争を元にした架空戦記ならもう現実の2000年代のアメリカのテロから中東戦争〜それから現在までをネタにして例えばテレビドラマ「ホームランド」だとか、キャサリン・ピグローの「ハート・ロッカー」だとか「ゼロ・ダークサーティー」とか…とにかく現実のトレンドもリアリズムも変貌してるのに、どれもこれも対応しなさすぎなんだよ!またしてもラブライブはかなりいい線いって頑張ってる事実ばかりが逆によくわかる盗作問題でした。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、来季にお会いしましょう。