17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

葛西祝によるアニメーションについてのテキスト

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ なんでガキ向けなら主役ガキのデザインはキャップを被るのばっかりなんだよ

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ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ 第2話「ヒーロー全滅!?」 視聴8分

制作:東映アニメーション

 

 マーベル社のアメコミは映画にて近年驀進しており、現代に合わせた形でスーパーヒーローをその映像技術からシナリオに至るまで進歩させています。さて近年のマーベルはディズニーに買収され、さらにそこから展開を行うようですが、その中で日本のアニメ技術と合わせた形での子ども向けのアニメということでのこの「ディスク・ウォーズ」。

 

 

 なぜなのでしょうか?もともと子どもが見るもので間違いないスーパーヒーローなのに、こうして日本のアニメ展開のものは倒錯して見えてしまいます。それは自分が近年のDCコミックスからマーベルに至る、「ダークナイトをはじめとするすでに成人以上の人間もターゲットとしているアメコミに慣れてしまっているから」ことと、日本の「ポケットモンスター」的な、子ども用の玩具のコレクター展開なんかも目指したアニメの作りのあまりにもな誤差を感じるからでしょうか。

 

 冷静に考えてみてください。仕事人で皮肉屋で、一筋縄ではいかないアベンジャーズのメンツの中にポケットモンスターのサトシやらカスミやらがいるわけです。しかもディスクを開放する力がってことでサトシまがいの方が立場が上!ある意味ピカチュウの立場になりかねないロバート・ダウニーjr!僕は「カブトボーグ」は噂でしか知りませんが、こうしたズレを楽しむものとしてみんな捉えている気がしました。

 

 そして何より、なぜこの手のアニメの主人公になると義務と権利のように主人公は赤い帽子をかぶった奴にばっかデザインされるのでしょうか?今、「でしょうか?」と疑問形にて閉じましたが、書きながら本心では別のことを考えていました。観たアニメは忘れましょう。でも培った技術とモードはそのままに、次回にお会いしましょう。