マルイの新CMがシリーズのアニメというアプローチをとっているのはどういうことでしょうか?しかも、シシヤマザキのルミネCMとかティルビー&フォーブスのサントリーの水のCMみたいなアートアニメーション作家によるコマーシャル仕事ではなく、マジの深夜アニメフォーマットで。なぜ今回のような形になったのかを見通すと、未来のマルイのCMにはガンダムを出演させる方法があるかもしれません。
続きを読むさて今年の話題作『夜明け告げるルーのうた』のレビューです。数多くの作家性あふれる監督が全国公開の劇場版で本来の作家性が封印されがちなケースの中、特に湯浅作品の中でもちょっとウェルメイドすぎないか…?という危惧があるなか、ぜんぜんぶれていないという凄い作品でしたよ。この作品はどんなふうにすごかったのか?というか発表時から似てる似てると言われていた『ポニョ』と比較してどうだったか?なども含めたレビューです。
sin 七つの大罪 視聴11分
AVをはじめとしたアダルトの領域ギリギリで、なんとか一般の棚に陳列されているようなタイプの露骨なエロがあります。あれは反応した奴が負ける。あんまり露骨だから買った方がちょっとみじめになるようなやつ。あんまり露骨だからエロというかむしろギャグになってるやつ。かつてインリン・オブ・ジョイトイというグラビアアイドルがおりましたが、ああいうやつです。手広くみたら叶姉妹なんかもそうかもしれません。
これだけ萌えとかなんとかかんとか叫ばれて、ラノベからアニメからゲームからエロを摂取しているなかで唯一「まともに反応した奴が負け。反応したやつがみっともなくなる」社会実験枠が、どのシーズンも1つはあります。そうなのです。『sin 七つの大罪』はアニメオタクの全てを試すようにあまりにも露骨なそれを見せつけ、そして黙殺されているのでした。
続きを読むクロックワーク・プラネット 視聴11分
「唐突だが、世界はとっくに滅亡している…ある日突然地球は寿命を迎えた」そう、世界の終わりとはいつでも淡いもの。世界の終わりとは何をもって終わりと言えるのか。核戦争などによる物理的な崩壊。あるいは一人称での自分が崩壊するという意味など多彩で、数多くの作品のテーマになってきました。
あるいは崩壊からの再生。そういつでも希望をもたらすもの。物理的な崩壊からの復興。崩壊した自身の存在意義の再構築といったテーマもあるでしょう。そう期待した2秒後…「崩壊した世界を、歯車で直しはじめた」おい!どんな復興だよ!どういうレベルの崩壊だったんだよ!「それから1000年後—」そんなに地球持つなら最初から別に滅亡してねえじゃねえか!
OPではほんとに歯車が地球を覆うシーン。「崩壊した世界を、歯車で直した」の歯車、比喩じゃなかった…というか歯車で構成できるくらい地球資源、余裕あった。
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