17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

今季のアニメーションの1話だけを観て今のモード(形態の流行)を全て決める最悪のアニメレビュー

『アイドル事変』思ったより萌えもアイドルも当たらなくなってきた時代に突入してるのか否か

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アイドル事変 視聴10分

 MAPPAが『この世界の片隅に』を作ったあとでTVアニメーションではこういう感じ。このふり幅こそ村上隆&ポンコタン『6HP』はやってほしかったかもしれませんけど、もしそういう皮肉な無気力感のクリエイティブだった場合は現代美術側では会田誠あたりでストップ、商業映像制作でもAC部的な位置でストップになっちゃうと思うので、やっぱ『6HP』はああなるしかなかったかもしれませんね。国内のポピュラーカルチャーとアートの間の愛憎みたいなもんを全部ひっくるめてるとおもいましたよ。

 

 いきなり脱線しましたが、本作をざっくり見ながら感じるのはいよいよ猛威を振るったアイドルブームというのが現実でもアニメ界隈でも下火になり始めてるのか否かということです。

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『6HP』 村上隆が炎上するのは、逆説的だがアニメを愛しているから

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6HP 視聴フル(本編&ドキュメンタリ込み)

 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。この作品で2016年を終えるのはきりがいい気がしていますよ。

 

 村上隆監督作品であり、一から自前のスタジオを立ち上げ制作したという本作。放映前から未完成であるということがアナウンスされ、大地丙太郎監督は怒りのツイートを残しましたし、はたまた「テレビ版エヴァみたいなことをしようとしている」とか「失敗したことさえ含めて”ネタ”として扱う現代アートのパフォーマンスアートをTVアニメでやってる」などなど様々なつっこみが寄せられました。では実際どうだったのか?というと…

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『この世界の片隅に』感想 映画館の中で観なくては成立しない作品

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 『この世界の片隅に』は正直言うとネットの動画で見た予告編の段階では、今年観たどの劇場版長編よりも見劣りがしたんです。しかし映画館の白いスクリーンに映された瞬間にまったく評価が変わりました。極めて注意して作られた静かな作品です。むしろそうした作品こそ映画館の放映でしか成立しないかもしれません。まるで白いスクリーンの上に水墨画か、あるいは水彩画がにじむように映されるからです。

 

 思えば片渕須直監督が『魔女の宅急便』のベース部分を作り上げていた時点でそのまま宮崎駿の現役時代からジブリの跡継ぎをスムーズにこなしていくのではないかと思われながらもそうはいかず、ジブリを離れた後の作品が何億円も叩きだすということにはならず、ファンや評論家から高い評価を得るポジションに落ち着いていました。しかし、その評価に反してスムーズに新作を製作することにはならず、困窮した時期も経験したといいます。

 

 同時に「あまちゃん」で大人気を得た能年玲奈も、ドラマの放映が終わったその後の活躍を疑う人間はおそらくは少なかったはずです。しかし実際は所属事務所や芸能界内部の関係なのか、同じドラマに出演していた他の女優たちが活躍の場を広げる一方で一時は活動休止ぎりぎりに追い込まれます。

 

 類まれな能力や期待をかけられながらも、不遇になってしまっている監督と主演声優ですが、周囲のファンやこころある人間などに強く評価され、支えられてきた背景があると思います。ぼくはオープニングであらたに名前を変えた能年玲奈の名前「のん」が表示され、そして監督の「片淵須直」の名前が映されたあとに『この世界の片隅に』のタイトルバックが表示された瞬間、このタイトルに監督と主演声優、そして原作のこうの史代それぞれの名前の頭文字が含まれていることに気付き、似た境遇であるかに見える彼らが流れ流れて出会うことになったように見えたのでした。

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地獄の今季でひと際飛び抜けている『オカルティック・ナイン』は日本の商業アニメの面白味を凝縮する

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 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 底抜けの作品が膨大に現れた中、ついにぶっちぎりの作品一本来ました。はっきり言って日本の深夜アニメテリトリーでの商業アニメの(表現面の)面白さが全部固めてある、と言えます。

 正直今年の前シーズンひっくるめても上位。だめだとするならたぶん、「ラブライブ!」みたいなコンテンツ性の水準が低い、脚本が大したことない、キャラがだめ、アフィリエイトをネタにしているのが寒いのいずれかだと思います…ってこれ、結局『ローリングガールズ』それから『フリクリ』『京騒戯画』褒めてるようなもんじゃねえか!とりあえず作画アニメファンやテンポを重視するファンだったら絶対外さない。あまりにも今季では飛びぬけすぎてる。

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邦画的演出は他のスタジオであまりにも強力な作品が多いせいか味気ない『舟を編む』

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 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。えーっとなにを言及してないんだっけ…?もうここまで来ると今期も一年を代表するような作品は生まれずじまいですね。今年公開された劇場版長編は国内外含めてほぼすべて今後のクラシックになりえる一方、莫大な可能性を持ちながら沈没していく船のような感じです。

 

 今期の京アニとシャフトが良くも悪くもぐんぐん大家みたいになっている一方、なんだかコンセプトの段階で貧困や弱者が目立つ作品群が心を萎えさせる今期でしたが、なにげに志が高く『僕だけがいない街』や脚本はトホホだったとはいえクオリティは見せつけた『甲鉄城のカバネリ』などを連発したノイタミナ。今回はなにかというと実写映画化もされた『舟を編む』のアニメ化です。今回はあらためましてアニメの邦画的なデザインのはなしです。

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TOKYO ANIMA!2016 思わず今年観たなかでベストクラスの作品を見つける

 

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 今年もTOKYO ANIMA!を見に新国立美術館に行ってきました。整理券を貰って並んでいると、なんと水江未来氏が会場整理をされており、ちょっと緊張したのでした。

 

 あらためてなんですけども、アート・インディペンデントアニメーションは可能な限り大きいスクリーンと音響設備が整ったところで観たほうがいいですね。今年はけっこう国内外の長編大作アニメを観てきたんですが、その体験と比べても映像と音楽、音響のシンクロから織りなされる体験の強さは飛びぬけています。抽象アニメーション系とエレクトロニカはなんであんないいんだろうか?とか思いながら見ておりました。

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『ドリフターズ』超強力な漫画原作をアニメ化する制作陣全体にグルーヴに素直に乗ってしまえばいい

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 またひとつ現れました。瞬間的に熱しすぐさまに忘れ去られ、次なる瞬間に繋げるための礎です。

 

 制作公開本数が今季膨大になったが、ついに「質が低くなっているのでは」という現実に来てしまったかもしれないとさえ思う中、わずかに原作が多くの読者から制作陣全体に愛されていて、そのグルーヴ感がそのままアニメになっていると感じた作品があります。それが『ドリフターズ』です。

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